アルゼンチンタンゴ・ダンスは歴史を積み重ねるにつれ、二通りの踊り方が定着してきました。
一つはパーティー等で、社交を目的にゆったりと優雅に踊るサロンスタイル、
もう一つは、このサロンスタイルから発展した見せることを目的にした、ショースタイルの踊り方です。
このように、サロンスタイルとステージスタイルに分類されましたが、たとえステージダンスを志す人でも、
踊りの原点であるサロンダンスを知ることによって、初めてアルゼンチンタンゴの真髄に触れることが可能となります。
サロンダンスを踊るには、二つの重要な要素があります。
音楽を聞くことと、相手を感じることです。
そしてガンチョやボレアーダ等、特に混んでいる会場で、他の方の迷惑になるようなステップは使わないことです。
女性にとっては、男子のガンチョは非常に怖いもので、蹴られて痛い思いをすれば、
一瞬にして楽しいはずのパーティーが苦痛に変わってしまいます。
また、サロンスタイルは頬をつけ腰を引いて踊るものだと誤解している方が多くいますが、
これは一般的ではありません。こういう方ほど下を向いている為、周囲が見えず他の組と接触ばかりしています。
そして、抱擁している姿を、他人の前で見せることが出来るのがタンゴとの解釈も耳にしまが、とんでもないことです。
生活習慣の違う日本では、不潔感、不快感を与えるだけです。
パーティーでは見せようと思って踊ることは避けなければなりませんが、
しかし、さまざまな方に、見られていることも忘れてはなりません。
外国の文化を学ぶには、日本人としての節度を保ち日本の文化と融合させることが大切でしょう。
マイナーな世界に甘んじることなく、日本中にタンゴが踊られメジャーな世界にする為には、忘れてはいけない非常に重要なことです。 |